- IPアドレス
- 基礎知識
携帯電話のIPアドレス
PCと携帯電話で異なるWebアクセスのしくみ
携帯電話(フィーチャーフォン)からインターネットに接続するときと、PCのWebブラウザからインターネットに接続するときでは、アクセスする仕組みが違うということをご存知ですか?
携帯電話からインターネットに接続するときは、携帯電話キャリアのゲートウェイサーバを経由して、Webサーバにアクセスしています。
なぜなら、携帯電話とPCでは、通信のルールが異なるからです。例えるなら別々の言葉でしゃべっているようなもの。そのままではお互いの言葉を理解できません。そのため、それぞれの携帯電話キャリアのサーバを経由して変換する必要が出てきます。

携帯電話のIPアドレス情報
携帯電話キャリアの多くは、ゲートウェイサーバのIPアドレスをWeb上に公開しています。
IPアドレスを確認することで、Webページのアクセスがゲートウェイサーバ経由のものか(より具体的に言えば、携帯電話からのものか)を判別することができます。
携帯電話向けのWebサイトに対し、PCからのアクセスを制限する場合を考えてみましょう。 HTTP_USER_AGENT(*1)の値をもとに携帯電話からのアクセスだけにアクセスを許可するという設定をするのが一般的です。しかしHTTP_USER_AGENTの値は簡単に偽装ができてしまうため、この方法のアクセス制限は完全とは言えません。 一方、アクセスユーザのIPアドレスを利用したアクセス制限の方法も考えられます。アクセスユーザのIPアドレスが携帯電話キャリアのゲートウェイサーバのIPアドレスと一致した場合のみ許可するという方法です。
IPアドレスの偽装はHTTP_USER_AGENTの偽装と比べてはるかに難しいため、IPアドレス情報を活用することで、アクセス制限をより強固にすることができます。

*1
ブラウザがWebサーバに伝える情報の一つです。ブラウザの名称、バージョン情報、言語など、アクセスユーザの接続環境情報を含みます。
まとめ
- 携帯電話(フィーチャーフォン)とPCでは、Webサイトにアクセスする仕組みが違う。
- 携帯電話はゲートウェイサーバを経由してWebサーバにアクセスする。
- ゲートウェイサーバのIPアドレス情報を活用することで、携帯電話向けWebサイトのアクセス制限ができる。
記事執筆・編集:Geolocation 編集チーム
- 経歴・活動実績
- IT企業出身エンジニア・デザイナーで構成されたチーム。金融・製造・観光など多業種のプロジェクトを担当。IPアドレスやジオターゲティングなど、IT技術に関する記事を継続的に発信中。
- 資格
- マーケティング系、ベンダー系、セキュリティ系など、幅広い専門分野の知識・技術を取得しています。
