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ドメインの種類/ccTLDって?
- 目次
TLD(Top Level Domain)の種類
わたしたちが普段目にするTLD(Top Level Domain:ドメイン名の最も右側の部分)は、大まかに2つに分けることができます。
1つ目が、使う個人・組織の分野や使い道によって規定されたTLDです。これはgTLD(Generic Top Level Domain)と呼ばれ「.com」や「.net」などが含まれます。また、gTLDの一種として、特定の分野や業界の利用を想定しているsTLD(Sponsored Top Level Domain)と呼ばれるTLDが存在します。
gTLDについては「ドメインの種類/gTLD」で解説しています。
2つ目が、国コードごとに定められたTLDで、ccTLD(Country Code Top Level Domain)と呼ばれます。
ccTLD(Country Code Top Level Domain)とは
ccTLD(Country Code Top Level Domain)は「国別トップレベルドメイン」とも呼ばれ、その名の通り国ごとに割り当てられたTLDです。正確には、国名や国名コードの国際的なルールである「ISO 3166-1」で定められたカントリーコードごとにccTLDが存在します(*1)。
*1)一部、カントリーコードとは異なるccTLDを割り当てられた国も存在します。例えばイギリスのカントリーコードは「gb」ですが、同時に割り当てられた「.uk」が広く普及しており「.gb」というTLDはほとんど使われていません。
ccTLD(Country Code Top Level Domain)の登録基準
SLD(Second Level Domain)とは、ドットで区切られたドメイン名の右から二番目、つまりTLDの次の部分を指します。ccTLDのなかには、ccTLDの内部でドメインの属性などを表すSLDが用いられているものがあります。
例えば、「livra.geolocation.co.jp」を見てください。
日本のccTLDである「.jp」に、企業ドメインであることを示す「co」というSLDがセットになっています。
組織の分野や種別ごとに区別されたSLDを用いたJPドメインを「属性型JPドメイン」と呼びます。こちらは、「ドメインの種類/属性型JPドメイン」で解説しています。
地域ごとに区別されたSLDを用いた「地域型JPドメイン」「都道府県型JPドメイン」と呼ばれるものも存在します。こちらは、「ドメインの種類/地域型JPドメイン」で解説しています。
加えて、上記区分で規定された以外のSLDを用いたJPドメインを「汎用JPドメイン」と呼びます。こちらは、「汎用JPドメイン」で解説しています。
まとめ
- ccTLD(Country Code Top Level Domain)は国コードごとに定められたTLD。
- ccTLD(Country Code Top Level Domain)の多くは国内に住所があるなどの取得制限がある。
- 日本のccTLD内部で組織の属性などを表すSLD(Second Level Domain)がある。