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プロキシサーバリストって?
プロキシサーバリストとは
プロキシサーバリストとは、プロキシサーバのIPアドレスを収集し一覧化したものです。インターネット上には、公開プロキシサーバのIPアドレスリストを収集し、公開しているWebサイトが多数存在します。
プロキシサーバの検知
公開プロキシ(オープンプロキシ、Open Proxy)を経由したアクセスの中には、意図的にアクセス元情報を隠匿しようとするアクセスユーザや、アクセス制限を回避しようとするアクセスユーザが含まれる可能性があります。
公開プロキシを使う全てのユーザが悪意を持っているとは考えられませんし、プロキシサーバを使っていなければ安全で善良なユーザであると即断することはできませんが、公開プロキシの利用有無はリスク判断の材料としては有用です。
公開プロキシサーバを経由しているかどうかは、アクセスユーザのIPアドレスを元に判断することができます。プロキシサーバを経由してアクセスすると、アクセスされた側のサーバにはプロキシサーバの情報が記録されます。あらかじめ公開プロキシサーバのIPアドレス一覧を入手しておけば、アクセスユーザのIPアドレスとプロキシサーバのIPアドレスリストを突き合わせることで、公開プロキシサーバ経由のアクセスを発見することができます。
公開プロキシサーバは「公開」という言葉が示す通りインターネット上に公開されており、IPアドレスを確認することは難しくありません。
プロキシサーバリストの問題点
プロキシサーバリストは一度作って終わりというわけにはいきません。ついこの前までプロキシとして動作していたIPアドレスが、いつのまにかプロキシとして使うことができなくなるという現象が起こります。逆に、今までプロキシサーバとして使われていなかったIPアドレスがプロキシサーバとして使われ始める場合もあります。プロキシサーバリストは定期的に見直しを行い、常に最新の状況に更新する必要があります。
プロキシ利用フラグと「Free Proxy Server List」
定期的な検査と調査が行われているプロキシサーバリストを入手する方法の一つとして、株式会社GeolcationTechnologyの提供する「プロキシ利用フラグ」と「Free Proxy Server List」があります。
株式会社GeolcationTechnologyではIPアドレスと様々な情報を紐づけたデータベース「SURFPOINT™」を制作しています。そのデータベース中には、プロキシとして稼働したことを示すフラグが存在します。「SURFPOINT™」を搭載したAPIサービス「どこどこJP」にIPアドレスを問い合わせると、「プロキシ利用フラグ」という値でプロキシとしての稼働有無を判定することができます。
利用環境により外部のAPIサービスに問い合わせすることが難しい場合は、「Free Proxy Server List」という形式でリストのみを提供することも可能です。
まとめ
- プロキシサーバの利用有無はIPアドレスを元に判断することができる。
- プロキシサーバリストは定期的な更新が必要。
- サイバーエリアリサーチでは「プロキシ利用フラグ」「Free Proxy Server List」を提供している。