- IP Geolocation活用例
- ジオターゲティング
ジオターゲティング広告の活用例と位置情報取得のイチオシ技術
ジオターゲティング広告とは
ジオターゲティング広告とは、特定の位置情報に基づいて、ターゲットユーザーに広告を配信するマーケティング手法です。
位置情報の特定には、GPS、IPアドレス、Bluetoothビーコン、Wi-Fiの接続情報などを利用します。
ユーザーの現在地に基づいて広告を配信するため、より関連性の高い広告を届けることが可能になり、広告のクリック率/コンバージョン率の向上、ローカルビジネスの集客および認知度の向上につながるといったメリットがあります。
ジオターゲティング広告の活用例
ジオターゲティング広告は様々な業界で利用されています。いくつかの活用例をご紹介いたします。
1.小売店:店舗近隣ユーザーへのクーポン配信
ある大手小売チェーンが、店舗の周囲1km圏内にいるユーザーに対して、期間限定の割引クーポンの情報を広告配信することで、来店促進を図る。
2.不動産:物件見学の案内
不動産会社が、特定の地域にいるユーザーに対して、近隣で開催されているオープンハウスの情報を広告配信することで、実際に見学に来てもらう機会を増やす。
3.イベント:コンサートやスポーツイベントのプロモーション
コンサートホールやスタジアム周辺にいるユーザーに対して、チケットの割引情報やイベントの開催通知を広告配信。これにより、当日券の売り上げを増やすことができる。
4.ローカルビジネス:新店舗オープンのプロモーション
新しくオープンする店舗が、近隣にいる住民に対して、オープニングセールやイベントの案内を広告配信することで、開店直後の来客数を増やす。
ジオターゲティング広告にIPアドレスを使うメリット
位置情報の特定には、GPS、IPアドレス、Bluetoothビーコン、Wi-Fiの接続情報などを利用すると紹介しましたが、IPアドレスから位置情報を判定する「IP Geolocation技術」でジオターゲティング広告を行うと、次のようなメリットがあります。
「SURFPOINT™」に搭載されている、IPアドレスに企業情報等紐づけたデータを利用するため、「静岡県の製造業」といったように、地域以外の情報と掛け合わせたターゲティングが実現できます。BtoB向けの商品・サービスの広告にもおすすめの手法です。
では、その他のGPS、Bluetoothビーコン、Wi-Fiの接続情報を利用するとどのような違いがあるのでしょうか。各取得方法のメリット/デメリットを以下にまとめました。
取得方法 | メリット | デメリット |
GPS | 屋外での位置情報の精度が高く、数十センチ程度の誤差に収められる | 屋内の位置情報に関しては精度が低い ユーザー側で位置情報の送信許可が必要 |
IPアドレス | ユーザーからの働きかけがなくとも、IPアドレスから企業情報などを特定することが可能 | モバイルデバイスは頻繁に異なるネットワークに接続するため、正確性が欠ける |
Bluetoothビーコン | 細かい位置情報の特定ができるため、店舗内での回遊経路まで計測することが可能 | 情報発信距離が短く、広域にわたる位置情報の取得には適さない |
Wi-Fi | 複数店舗が入っている商業施設内でも、店舗にWi-Fiを設置すれば、店舗単位での計測が可能 | ユーザーがWi-Fi環境のない場所にいたり、Wi-Fiをオフにしていたりすると位置情報の測定ができない ユーザー側で位置情報の送信許可が必要 |
取得方法によってターゲティング精度や用途は様々です。ターゲット・広告内容に適した取得方法を採用することが重要です。
認知拡大や集客率アップのため、ジオターゲティング広告に興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
- ジオターゲティング広告とは、特定の位置情報に基づいて、ターゲットユーザーに広告を配信するマーケティング手法。
- 位置情報の取得には、GPS、IPアドレス、Bluetoothビーコン、Wi-Fiの接続情報など様々な取得方法がある。
- 「SURFPOINT™」を利用しIPアドレスから位置情報を取得することで、ターゲティングをより細かく絞った広告配信が実現できる。