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プロキシサーバの仕組み
プロキシサーバの主な利用方法
「プロキシサーバとはどういうものなのかについては「プロキシサーバって?」で解説しました。
ここでは、プロキシサーバの仕組みや特性を利用した使い方の例について解説していきます。
Webページなどの情報の一時的な保存
プロキシサーバは、アクセスしたWebページなどの情報を一定の期間保存する機能を持っている場合があります。
利用者がWebページを表示しようとした時、それが保存されたページであれば、もう一度Webサーバからデータを取得してくるのではなく、保存されたページの情報を利用者に返すことができます。そのため、Webサーバからデータを取得する場合に比べてレスポンスがスムーズになります。
コンテンツのフィルタリング
プロキシサーバは、利用者がアクセスしようとしたWebページの情報を記録し、その過程で利用者がアクセスしようとしているWebページをフィルタリングすることが可能です。
フィルタリングの方式はさまざまですが、特定のWebサーバにアクセスさせないようにしたり、特定のキーワードが含まれている場合に閲覧を制限したりといった方法が考えられます。
ポリシーの問題から、従業員に私用でのインターネット利用を制限する場合や、子どもがインターネットを使う時に有害コンテンツに触れないようにする際などに使われています。
セキュリティ性の確保
一般的に、Webサイトにアクセスをすると、IPアドレスなどの接続環境情報がWebサーバに記録されます。しかし、プロキシサーバの中には、利用者の情報をWebサーバに記録させないタイプのものが存在します。
このようなプロキシサーバを利用してアクセスした場合、IPアドレスなどの接続環境情報がWebサーバの管理者に伝わるのを防ぐことができます。万が一、悪意を持ってそれらの情報を集め、攻撃に使おうとしている人物がいた場合でも、利用者が直接攻撃を受けるというリスクを減らすことができます。
まとめ
- プロキシサーバは、Webページなどの情報を一定期間保存し、レスポンス向上に活かす機能を持つ。
- コンテンツのフィルタリングを行う際、プロキシサーバが使われる。
- プロキシサーバを経由することで、接続環境情報が外部に漏れることを防ぐ。