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IP Intelligenceとは
IP GeolocationとIP Intelligence
IP Intelligenceとは、IP Geolocationに代表されるIPアドレスデータを活用した様々なテクノロジーを意味します。IPアドレスから判定される位置情報・組織情報・回線情報などは、さらに高度な技術を支える一部となり、私たちの生活の目に見えない場所で働いています。
IP Intelligenceが活用されるシーン
具体的なIPアドレスデータの活用されるシーンとしては、目的別に分類すると以下4つのパターンがあります。
1.マーケティング
-旅行、不動産、グルメなど、地域とかかわりが深いサイトで、ユーザーの地域に適した情報を表示。 ユーザーに合うコンテンツへ誘導します。
-ネット広告を見せたい地域のユーザーだけに表示。費用対効果の高い効果的なプロモーションが行えます。
2.不正検出
-ネットバンキングやオンラインゲームなどで、ログイン時に通常の利用と異なる状況のログインを検知し、なりすましや不正アクセスなどによる不正アカウント利用を防いでいます。
-アカウントへのアクセス位置が前回ログイン時の位置と変わっているときに、移動距離と移動時間を比較。実世界ではありえない移動を検出し、不正利用を防いでいます。
3.コンプライアンス
-ネットユーザーの位置を利用し、地域のテレビ放映スケジュールと同期したネット配信を実現しています。
-世界中からアクセス可能なインターネットにおいて、動画・音楽配信先を日本国内に限定。コンテンツの配信権利を守っています。
4.セキュリティ
不正ユーザーの位置をチェックすることで、これまで検出・防止できなかった不正行為を暴きます。サイバー犯罪の捜査などにも活用されています。
-ある場所からのコメントやトラックバックの受付を制御します。迷惑メールのフィルタリングなども行うことでブログ運営の負担軽減が図られます。
IP Intelligence の活用シーンは多岐に渡り、IP Geolocation(ジオロケーション)データを提供するベンダー側も、IPアドレスに紐づく属性情報をより詳細に、またバラエティー豊かにするなどデータの拡充を図っています。
まとめ
- IP Intelligence とは、IPアドレスデータを活用した様々なテクノロジーを意味する。