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IPアドレスによる企業情報調査について

目次

IPアドレスから企業情報を知る

IPアドレスを使っている企業の名前やWebサイト、住所などを調べるために企業とIPアドレスを紐づけることは、インターネットに接続されたコンピュータさえあれば可能です。
今回は、企業情報とIPアドレスの紐付けについて解説していきます。

IPアドレスから企業のWebサイトに到達する

IPアドレスとFQDNは互いに対応しています。この性質を利用して、IPアドレスからFQDNを割り出すことができます。もちろん、得られたFQDNはWebサーバのものとは限りません。

そこで、ドメイン名に「www.」を付け足してWebサイトへのアクセスを試みます。Webサーバのホスト名は慣例的に「www」が使われているため、多くの場合、この方法でWebサイトにアクセスすることが可能です。

WEBサイトへの到達

また、ドメイン名の管理団体の提供する「Whois」サービスを参考にする場合もあります。
Whoisについては 「Whoisって?」で解説しています。

企業のWebサイトから情報を収集する

IPアドレスと企業を紐づけ、企業のWebサイトから企業情報を収集します。
一般的に機械的な収集によるものではなく、専任の調査員(Net Tracer)の目視でチェックを行い確実だと判断された情報のみを集めることで成り立っています。
企業名、Webサイト、住所などの情報が収集され、IP Intelligence技術を支えるデータベースが構築されています。

組織情報

IPアドレスと紐づけられない企業

上記の調査が成り立つには、企業が独自のドメインを登録し、そのドメインでWebサーバを運用しているという前提があります。

しかし、Webサイトを持っていない企業や、独自ドメインを取得していない企業に関しては、IPアドレスと企業を紐づけることができないため、データベースを使って判定することはできません。

また、規模の大きい会社でしばしば見られるのが、ネットワーク管理等のインフラ関連業務を関連企業に任せているというケースです。この場合、IPアドレスはインフラ管理を担う関連企業に紐づけられているため、到達できるのは関連企業までとなります。

まとめ

  • IPアドレスから企業情報を取得するには、IPアドレスの逆引き結果を利用する。
  • 企業情報は、企業のWebサイトから、Net Tracerの目視によるチェックの上で収集されている。
  • IPアドレスと直接紐づけることのできない企業も存在する。

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