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IPアドレスからの不正アクセスを防げ!急増する被害の実態と必要な対策

目次

不正アクセスの現状と課題

不正アクセスの脅威は近年急速に増加しており、日本国内でも被害件数が大幅に増加しています。2022年には、総務省が報告したサイバー攻撃関連の被害件数は4,500件を超え、また、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のデータによれば、2021年の企業におけるサイバー攻撃の報告件数は、前年比20%増加しています。このような攻撃による被害額は、数百億円規模に達しており、特にランサムウェアによる被害が増加しており、1件あたりの被害額は数千万円に上ることもあります​(Trend Micro)。
不正アクセスの手口はますます巧妙化しており、攻撃者はVPNやTorといった匿名化技術を駆使してIPアドレスの追跡を逃れようとしています​(サイバーセキュリティ.com)。
これに対抗するためには、企業がIPアドレスの管理を強化し、リスクの高いアクセスを早期に検知する必要があります。対策を怠ると、さらなる被害が拡大する恐れがあるため、早急な対応が求められます。

IPアドレスと不正アクセスの関係

IPアドレスは、ウェブサイトへのアクセス元を特定するための重要な情報であり、不正アクセスを検知する手がかりになります。
攻撃者は、自身のIPアドレスを匿名化することで追跡を回避しようとしますが、これを見抜くことが不正アクセス対策の第一歩です。特に、通常のアクセスパターンから逸脱したIPアドレスからの接続は、高いリスクを伴います。
例えば、通常は国内からアクセスしているユーザーが、突然海外からアクセスしてきた場合、不正アクセスの可能性が高いと考えられます。
企業は、こうしたリスクの高いIPアドレスを特定し、アクセス制限や追加認証を求めるなどの対策を講じる必要があります。IPアドレスの適切な管理は、不正アクセスを未然に防ぐために欠かせない要素です。

「SURFPOINT™」の役割と機能

「SURFPOINT™」は、IPアドレスに関する詳細なデータを提供することで、不正アクセスのリスクを低減する役割を果たします。
アクセス元のIPアドレスとその地理的な位置情報を紐づけることで、通常のアクセスパターンから逸脱した不審な動きを検知します。
たとえば、普段とは異なる地域からのアクセスが急増した場合や、匿名属性を持つIPアドレスからのアクセスがあった場合、それを高リスクとして特定することが可能です。
「SURFPOINT™」は、企業がこうしたリスクを早期に把握し、適切な対策を講じるための重要な情報を提供します。

実装と運用のポイント

不正アクセス対策を実装し運用するには、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、IPアドレスの監視を強化し、通常のアクセスパターンから逸脱した動きを迅速に検知する仕組みを整えることが必要です。
「SURFPOINT™」のようなプラットフォームを活用することで、地理的な情報に基づくリスクの高いアクセスを特定しやすくなります。
また、従業員へのセキュリティ教育も不可欠です。流行りの攻撃手法やフィッシングへの対応策を徹底し、全員がリスク意識を持つことが重要です。
さらに、アクセスログを定期的にレビューし、疑わしい動きがあれば迅速に対応できる体制を整えることも必要です。これらの対策を実施することで、不正アクセスのリスクを効果的に低減し、企業のセキュリティを強化できます。

まとめ

  • 不正アクセスは年々増加しており、企業が直面するセキュリティリスクの中で最も深刻な問題の一つとなっているため、早急な対策が必要
  • IPアドレスの適切な管理と監視は、不正アクセスの早期発見と防止において極めて重要であり、企業のセキュリティ強化に欠かせない
  • 「SURFPOINT™」は、IPアドレスのリスクを検知し、特定することで、企業が不正アクセスの脅威に対応するための有用なプラットフォームとして機
  • IPアドレスの監視体制の整備と従業員へのセキュリティ教育を組み合わせた包括的な対策が、効果的な不正アクセス防止を実現し、企業の安全性を向上

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